製品情報 [Oリング・ゴムパッキン -エア・ウォーター・マッハ株式会社-]

Oリング
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フッ素樹脂製品
ゴム成型品・複合製品
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フッ素樹脂製品

バックアップリング
スリッパーシール
Vパッキン
リップシールパッキン


PTFE (PolyTetraFlouroEthylene)とはスーパーエンジニアリングプラスチックの一種で、商品名としてテフロンとも呼ばれるフッ素樹脂のひとつです。耐熱性に優れ、プラスチックの中で最も低い摩擦係数を持ちます。
PTFEに各種充填材を入れることで、様々な特性を持った製品の作成が可能です。

充填材の種類と特性

充填材の種類 特  性
グラスファイバー 耐摩耗性を改良します
特に酸,酸化剤に強く、耐薬品性に優れます
電気特牲をほとんど損ないません
アルカリに侵されます
グラファイト,MoS2と組み合わせて用いることがあります
カーボン 空中,水中いずれの耐摩耗性を向上します
耐クリープ性を向上し、高温高荷重下で優秀です
広範囲の腐食性雰囲気に耐えられます
グラファイトと組合わせて用いられることが多くあります
グラファイト 摩擦,摩耗特性を改善します
軟らかい相手金属の摩耗を減らします
腐食性雰困気に耐えます
グラスファイバー,カーボンにも併用されます
ブロンズ 耐クリープ性,圧縮強さ,寸法安定性,硬さを向上させます
熱伝導率を最も良くするため、製品の熱放散がよくなります。従って耐摩耗性もよくなります
化学反応性,電気導電性であるため、耐薬晶性と電気絶縁性は低下します
二硫化モリブデン グラスファイバー単独に比べ、耐クリープ性,曲げおよび圧縮強さ,硬さ,耐摩耗性を向上します
自身が潤滑剤で、低摩耗性に優れます
初期摩耗時間を短くします
単独で用いず、グラスファイバーなどと併用します
炭素繊維 物性改良はカーボン,グラファイトと同様ですが、含有量が少なくて効果が上がります
引張り強さや伸びが、カーボン使用より優れます
空中,水中いずれの耐摩耗性もよく改良します
常温,高温とも耐クリープ性は最高です
腐食性雰囲気に耐えます


バックアップリング

Oリングを使用してシールする部分の流体の圧力が高すぎたり、すき間が大きすぎると、Oリングがすき間からはみ出して破損することがあります。バックアップリングはこのようなはみ出しを防ぎます。また、はみ出しが問題にならない低圧の場合でも、Oリングの破損の大半である「むしれ」や「ねじれ」などの事故を防止して、Oリングの寿命を長くする効果があります。

バックアップリング

バックアップリングの形状

バックアップリングの形状にはエンドレス,スパイラル,バイアスカットの3種類があります。
使用上の効果はエンドレス>スパイラル>バイアスカットとなりますが、装着性はバイアスカット、スパイラルが良好です。

バックアップリング

バックアップリングの使用

  • バックアップリングは両方から圧力のかかる場合はOリングの両側に装着し、一方向から圧力のかかる場合は圧力と反対側に1個装着します。スペースに余裕があるときには一方向の圧力でも2個の装着をおすすめします。
  • 材料は様々な合成樹脂が用いられますが、一般的にPTFE(四フッ化エチレン)が使用されています。
  • スパイラルの取り付けは、組み込むときにスパイラルがみぞの深いほうへ巻きついていくように回すことが大切です。
  • 一般の鉱物油系作動油,水系作動油,合成作動油をはじめ、ほとんどの作動流体中で使用可能です。

スリッパーシール

一般にギヤー油,タービン油,ガソリン,マシン油あるいはその他の有機溶剤のシールには、二トリルゴムやフッ素ゴムなどのOリングが使用されていますが、シール部に往復運動や回転運動が加わる場合には、Oリングを損傷する大きな危険性があります。この様な時にはOリングの摺動部にPTFEで作られたスリッパーシールを併用しますとOリングのみの場合と比較して様々な利点を得ることができます。

特徴

  • 作動時の摺動抵抗を非常に小さくすることができます。
  • 始動抵抗は、長期にわたる休止期間があってもほとんど変化しません。
  • 作動中にスティック・スリップを起しません。
  • 無潤滑でも使用できます。
  • 寿命が非常に長くなります。
  • 高圧(20MPaまで)でもバックアップリングなしで使用できます。
  • 従来のOリングみぞの寸法のまま使用することができます。
PTFEの低摩擦特性とゴムの弾性及びシール圧を利用しているので摩擦と摩耗を非常に小さくでき、JIS規格のOリングみぞがそのまま使用できます。(キャップシールタイプなど)

形状

様々な形状をご用意しております。

スリッパーシール

使用可能な圧力範囲

20MPaまで(7MPaの圧力ごとに1リングが必要です)

材料の種類

・ブロンズ入りPTFE

往復動用,ら旋動用

・グラスファイバー,二硫化モリブデン入りPTFE

回転動用

・PTFE

一般用(低圧低摺動用)

Vパッキン

Vパッキンは自動シール形パッキンの代表的なもので、V形のリップが内圧によって軸およびスタフィンボックスの内壁に作用してシールします。比較的低い締付圧でしかも低摩擦で有効に働くパッキンです。用途によりH,M,L,D型などがあります。

Vパッキン

Vパッキンの形状

VH型 VM型
VH型 VM型
VL型 D型
VL型 D型

充填剤入りVパッキン

PTFE(四フッ化エチレン)は低摩擦性に優れていますが、耐摩耗性に劣ります。摺動速度が大きい場合は耐摩耗性に優れたPTFE充填材入りVパッキンをおすすめします。

使用方法

装着リング数

装着するリングの数がいたずらに多いと、かえって摩擦を増加し用途によっては問題となります。
推奨できる標準装着数は以下の通りです。

形式 H M L D
使用圧力範囲(kg/cm2) 30~300 20~70 0~30 0~20
パッキン数 3~6 3~6 3~4 1~3
アダプターリング
アダプターリング

アダプターリングは金属性でも差し支えありませんが、なるべく同材質のものをご使用ください。


締付方法

V型のリップを内圧方向にむけ、初期シールができる程度に軽く締め付けます。

スプリングによる調整
スプリング

Vパッキンは温度変化の激しい場合に収縮を起こしやすいので、スプリングを装着して調整をはかることが効果的です。


運動部での使用

PV値(圧力P×速度V)を考慮して、限界PV値の範囲内で使用しなければなりません。回転運動部に使用の場合は冷却に留意し、摩擦熱の放散も考慮して金属スペーサーリングとの併用をおすすめします。

リップシールパッキン

リップシールパッキンは、PTFEをU形,L形,J形に成形したもので、腐食性液体または各種溶剤にきわめて有効です。

リップシールパッキン