理系女子受け入れ枠は狭き門だった。
職場体験の印象が入社の決め手に。
私は、5年制の高専から大学に編入して卒業しました。いざ、就職先を探し始めると「リケジョ=理系女子」という言葉は知られていて「男女の区別はないよ」と言われるのに、工業系の技術職で女子の求人枠はごく僅かでした。大学で同じ志を持った同期の女性5人のうち、いま工業関連の仕事に就いているのは私ともう1人だけです。「この会社に入りたい」と思ったのは、大学3年時に2日間経験したインターンシップの時でした。担当の先輩が、とても優しく丁寧に仕事の内容を教えてくれたことと、製品技術グループでイキイキと働く女性の姿に「この会社で、この先輩たちと一緒に働きたい!」と決意したのです。